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六命の日記とかを置いていく気がするます。
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 結果を追ってる人についてメモしてみる。

 以前某所で日記を読んでコメントを頂けたのがすごくうれしかったので、されてうれしいことは私も、という趣旨です。
 日記とキャラクター性で私が強く気に入った方々のうち、何人かをメモしています。
 参加者全読みとかは流石にできないので、あくまで今のところの行動範囲内で目に付いて気に入った方のみです。

 以下、敬称略です。

ENo.2126 バロンケイス
 
語り口、キャラクター性がツボ。面白い視点で物をみている印象を受けます。素敵。

ENo.593 ダナ
 4日目の日記で惚れました。重い題材ですが、どこか暖かい印象。

ENo.1986 パークス・P21・3Q77X94
 
明日の僕へ。 独特の形式。知識に彩られた文章。興味深く、面白く読んでます。

ENo.2159 長耳狩りのゴロウザ
 文句なしの悪人です。日記、戦闘台詞、プロフ共に読んでいて胸糞悪くなること間違いなし。素敵。

ENo.2034 スチュアート・ノット
 ペンを取り落とすあたりの描写できゅんときてしまいました。人間味を残したまま鼠に変えられた男の話。

ENo.2831 ひなた & ひかげ
 取引でご縁のあった方。ひかげちゃんがすごく可愛くて大好きなんです。

ENo.1673 ユベール
 
思考の連なり。なんとなく、漂うような印象を受ける文章を書く方。空気が好きです。

ENo.3199 伊藤パナド
 これはひどい!

ENo.2520 K・L・マイス
 動き出した車椅子。一発ネタとみせかけて様々なことを真剣に。格好いい。PMですが一押しです。


 とりあえず今日のところはこんなところで。
 またそのうち余裕のあるときに追加していきます。
 あ、この人の日記が面白いよ!とか、俺の日記面白いぜ!とかありましたらついったーなりなんなりで教えて頂けるとうれしいです。

 続きには新しいプロフ絵とかを格納。

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4c.jpg

 笑顔が描きたかったのですが、ちょっと微妙な感じかも。
 半分くらい描いてからハロウィンに気付きました。もっと最初から意識しておけば……残念。


 そうそう。
 ニーネのロールの方向や日記については、意識して精神的な幼さ、未熟さを出しているつもりです。
 実際の15歳はこんなんじゃねーよ!という意見もあろうかと思いますが、うん、その、ファンタジーなんだって思って勘弁してやってください。
 
 だってほら、そのほうが後半美味しいじゃない?


追記を閉じる▲

 
 私の世界では、学校で魔術を習うのは当然のことだった。
 勿論、戦うために学ぶわけじゃない。人を傷つけるために学んだりはしない。
 風を操ったり、火を操ったり、水を操ったりして、日々の生活をほんの少し楽にするために私たちは術を学ぶって、皆知っていた。
 人を傷つける魔法が無かったかというと嘘になるけれど、それはあくまで、そういう風に使えば、そうなるってことを教えるためのものだった。
 わかってたんだ。
 魔法はその意思を持って行使すれば、簡単に人を傷つけられるって。
 だけど、私はそのとき、アップルさん達を人だとは、決して思ってはいなかった。
 人々の前に立ちはだかる、悪い林檎のモンスター、そう、なにも考えず決め付けていた。
 だから、悪いモンスターをやっつけるためなら、この力を力として行使しても問題ないって、そう、思っていた。
 ……そう、それが歪んだ私の認識だってことに、私は気づいてはいなかったんだ。
 だから。

 私の読み上げた術が、魔力が、アップルさんの身体を貫いたとき。
 アップルさんが私の目をみながら、ゆっくりと崩れ落ちていったとき。
 その崩れゆく瞳の奥に、哀愁の色を湛えた感情をみつけ、
 それが私たちとなにも変わらない『こころ』の片鱗だと気づいたとき……

 ……私は、私が為したことの結果を、その姿を、直視することができなかった。




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 「マ、マイスさん、あの、大丈夫だったんですよね?討伐して……」
 私の口から、自然とそんな言葉が漏れる。
 目の前には崩れ落ちた林檎が転がっている。
 動かなくなった林檎。さっきまで動いていた林檎。
 彼らと最初に出会ったとき、私は目の前の状況を、とても簡単に考えていた。
 お店に並べられるはずの林檎が動き出して、暴れている。
 悪い林檎だ。やっつけなければいけない。そう当然のように考え、感じていた。
 だけど、今は違う。
 私は気づいてしまった。
 アップルさんは、多分、食べられたくなかったんだと思う。
 気づいてしまったら、思考がとまらなくなった。
 アップルさん。
 意思を持ち、動き出した林檎。
 自分で考え、自分の足で歩くようになった林檎。
 ねぇ、それっていけないことなの?
 私の心に、なんだか釈然としない思いが黒い染みのように広がっていた。
 私達は彼らの意思を、力で捻じ曲げたんだよね?
 でも、彼らが動き出したことで困ってしまった人もいたんだよね?
 彼らは暴れて、誰かを困らせていたんだよね?
 ……ねぇ、本当に、これは正しいことだったの?


 私の中で、沢山の感情が交錯しているのがわかる。
 今思えば、冒険って言葉に私自身も浮かれていたんだと思う。
 アルフは冒険が好きだ。おじさんもおばさんも冒険者だから、冒険がどういうものなのか知っているし、そのための覚悟もある。
 アルフは戦い方を知っている。狩りのやり方を知っている。獲物に止めを刺すときの、心の中での祈り方を知っている。
 アルフにできることは、きっと私にだってできるって勝手に思ってた。
 かっこいい英雄が、悪い化け物を剣と魔法と勇気で退治して世界を救う物語。
 私もその物語に一歩を踏み出したんだって、そう、勝手に思っていた。
 けれど。
 けれど実際に私がしたことは、生きたいと思う人に対して、力をぶつけてその権利を奪うことだった。
 アップルさんは、悪い化け物なんて都合のいい存在なんかじゃ、決してなかったんだよね。

 ……そう、私はそのとき初めて理解したんだ。
 私は誰かと戦う覚悟もなしに舞台に足を踏み出したんだ、って。




私には幼馴染がいる。
 名前はアルフレッド。長くて呼びにくいからアルフって呼んでいる。
 男の子なのに甘えん坊で、金髪の横から狼の耳が覗いていて、尻尾なんか感情に合わせてふらふら揺れる。
 全然かっこ良くないし、はっきり言って頼りないことこの上ないんだけど、私は実はこの子が苦手だ。
 だって、なんだか妙なところで鋭いんだもの。



 セルフォリーフについて、案内人のマイスさんにまず聞かされたのは、この世界での生活の仕方だった。
 なんでも、この世界では依頼をこなすことで報酬を得ることができるらしい。
 それは、例えば盗賊の退治だったり、例えば凶暴化した動物の駆除だったり。
 救難要請に応えてやってきた人々は、そうやって依頼をこなすことで世界の役に立ち、報酬を得て生活をする。
 うん、すごくよくわかるシステムだと思う。でも、つまりそれって私も、例えば怪物や盗賊なんかを、剣や魔法でやっつけなきゃだめってことなんだよね。
 説明を続けるマイスさんの言葉を、私の隣でアルフがうんうんと頷きながら聞いている。
 その姿は至って真剣そのもの。アルフって、おじさんもおばさんも冒険者だったから、冒険っぽい言葉に弱いんだよね。依頼とか報酬とか。
 私なんか、マイスさんの説明を聞きながらも、戦わなきゃいけないんだ、とか、ちゃんと習った魔法使えるかな、とか、マイスさんの声はどこからでてるのかな、とかそんなことを考えてる。それに比べれば、アルフは偉い。
 なんだろう。温度差があるのは、わたしだけなのかな。
 躍動の世界セルフォリーフ。いろんな動植物がむくむくと動き出して、他の世界に救難要請を出さなければならないところまで追い詰められた世界。
 それなのに、この世界はぱっと見る限りでは平和そのもので、私はなんだか実感がわかない。
 空だって青いし、鳥も飛んでいるし、うん。私の心は、なんだかふわふわと旅行でもしているような気持ちでいっぱいになっている。
 「ニーネ、ちゃんと聞いてる?」
 突然の声に顔を向けると、アルフがちょっとむっとした顔でこっちをみていた。
 大丈夫、聞いてるよって笑いかけて、誤魔化す。
 たぶん、彼はちゃんと気づいてる。私の気持ちがふわふわ浮いていることに、きっと気づいてる。
 だって、アルフって、妙なところで鋭いんだもの。あの時だって……

 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 世界間ゲートを渡るために、1年半もがんばってお小遣いを貯めた。
 いろんな人のお手伝いをしたりして、おじさんおばさんに内緒で貰ったお金もある。
 そうやって計画的にこつこつ貯めたお金で、私はセルフォリーフ行きのゲートのチケットを手に入れた。
 今思えば、結構無茶なこともやってたかなって思うけど、うん。しかたないよね。
 それで、決行の朝のこと。
 私は頑張って手に入れたチケットを握り締めて、おじさんたちにも内緒で、誰にもばれないようにこっそり家をでてゲートへと続く一本道を急いでいた。
 村の象徴とも言える背の高い杉の木が三本生えている、うねうねと長い煉瓦の道。昼間はいろんな人がここを通るけど、そのときはまだ暗かったし人の気配はないって思った。
 そう。人の気配はないって思ってた。結論から言うと、これがダメだったんだと思う。

 「ニーネ、どこいくの?」

 聞きなれた声が後ろから響いた瞬間の私の表情ったら、多分すごくみっともなかったんじゃないかな。
 振り返ると見知った顔、うん。アルフがいたんだ。
 私はあのとき、この道の近くにアルフの家があることをうっかり考えていなかった。今思うと私はなんて安易な失敗をしてしまったのだろうと思う。
 ちょっと時間がかかっても遠回りする道を行くのが正解だったんだろうなぁ。とにかく、私は軽く取り乱して、とっさに言い訳を考えて、喋った。
 「う、うん、おはようアルフ。ええとね、ちょっと隣街まで買い物に……」
 表情の動きがちょっとぎこちなかったと思う。なんとか、なんとかしないと……ってそのときは必死だったんだ。
 なのに、私が必死に考えて口を動かしてるのに、アルフはそれを聞いてもいないような表情で、
 
 「セルフォリーフにいくんだよね?」
 
 って、こう言い放ったんだっけ。
 ……あの言葉には、びっくりしたなぁ。
 うん、もうだめ。ばれてる。行き先までばれてる。だめだ、失敗って思った。
 なんでばれたんだろうって勿論思ったし、それが表情に出てたんだと思う。
 「だってニーネ、ずっとお金貯めてたでしょ。それに、この前図書館でセルフォリーフの地図みてたし」
 って、そのくらい誰だってわかるよとでも言いたげな、きょとんとした顔で答えられてしまった。
 なんかね、それで、やっぱり私はこの子が苦手だって再確認したんだよね。いつもはにぶちんなのに、なんでこういうときだけ鋭いんだろうって、うん。
 それはともかく、あの時の私、本当にみっともなかったなぁ。 ああ、もう、時間を巻き戻して安易な行動をした私を叱ってやりたい。
 ぐるぐる回る頭の中で、いろんなことを考えてた。
 どうしよう。頑張って走って振り切ろうか、とか。ううんだめだ、足だってアルフのほうが早いし体力だってかなわない、とか。
 なんとかして誤魔化して、うう……なんて、ね。なんていうか、混乱してたんだと思う。
 で、そんなことを考えながら、なんとかしようなんとかしようって思っていたら、突然アルフが予想外のことを言い放ったんだよね。
 
「うん、だから、それをお父さんに相談したら、ニーネについて行ってあげなさいって」

 もちろん、びっくりした。

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 男の子って、卑怯だよね。
 私が頑張ってお金をためて、考えて考えてこっそり実行したことを、あんなに簡単に、正直に話して実行しちゃうなんて思わなかった。
 でも、うん。
 今は、まぁ、いいかなって思う。
 なんとなく、マイスさんの説明を真剣に聞いているこの横顔をみていると、アルフも少しはかっこいいところがあるのかなって、そう思えた気がする。
 アルフがまた、こっちをみている。
 せっかくなのでもう一回、今度はもう少し明るい顔で、微笑んでみた。 

小さな頃から疑問に思っていた。
 何故、私だけ羽根が小さいのだろう。
 何故、私だけ肌の色が違うのだろう。
 何故、私にはお父さんとお母さんがいないのだろう。



 - プロローグ 旅立ちの朝 -



 外はまだ薄暗い。
 音を立てないようにゆっくりベッドから起き上がる。隣の部屋でこちこちと時計が音を響かせていて、少し緊張する。
 ベッドから床へ足を下ろす。ゆっくり、ゆっくり。おじさんとおばさんを起こさないように。ベッドがみしみしと音を立てないように。
 荷物はこっそりベッドの下に隠しておいた。習いたての魔法の教本とお気に入りのリボン。それと、小さな鞄に詰め込んだ精一杯の冒険道具。
 昔読んだ冒険小説にはたくさんの不思議な魔法の道具がでてきたけれど、私の鞄にはそんな便利な魔法の道具は入っていない。
 暗闇を照らすランタンや、寒い夜を明かすためのテントもない。だけど、かまわない。
 羽根ペンとか、羊皮紙とか、はさみとか定規とか、とにかくなにかに役に立ちそうなそんな気がするものを詰め込んだ鞄を抱えて、私はゆっくりと足を踏み出す。
 大丈夫。うまくいくよ。
 靴下が私の足音を隠す。おじさんとおばさんの寝室の前を通って、ゆっくりと、慎重に玄関へと向かう。
 大丈夫、まだ誰も起きてない。靴を履いて後ろを振り返る。住み慣れた家の、寝静まった姿を目に焼き付ける。
 胸の鼓動が、とくん、とくんと響いている。
 ごめんなさいおばさん、ごめんなさいおじさん。ニーネは自分を探しにいきます。
 手紙はちゃんと机の上においてあります。学校の先生にも、ごめんなさいと伝えてください。
 静寂を背に、扉に手をかける。ドアノブを捻ると、外の冷たい空気がはいってきた。
 ゆっくりと扉を開き、足を踏み出す。
 そうしてそのまま、後ろを振り向かずに歩き出す。
 ここから始まるんだ。
 セルフォリーフ。お父さんの生まれた世界。
 そして、お母さんが死んだ世界。
 きっとそこに、答えがある。
 私がどうやって生まれて、なぜおじさんとおばさんに育てられたのか。どうして私だけ他の子たちと違うのか。
 おじさんとおばさんが話してくれない答えが、きっと、そこにある。
 外はまだ寒い。でも、私の心は暖かい熱を宿している。
 さぁ、いこう。私のルーツを探しに。
 小さな鞄と希望だけを抱えて、私は分割世界へ向けて足を踏み出した。

 


 ……うん。ここまでは完璧だったんだけどなぁ。

 今、私は幼馴染のアルフと、案内人のマイスさんと一緒にセルフォリーフの大地に立っている。
 なんでアルフがついてきちゃってるの、とか、マイスさんとの出会いなんかはまた後で話そうと思う。
 マイスさんって、ほら、みためがアレだから、最初びっくりしたんだよね。
 喋ったら喋ったでまたびっくりさせられるけど、うん、それはまた、今度。
 今大事なのは、今この瞬間、私がここに立っていること。
 私の物語が動き出しているということ。
 ゆっくり、ゆっくりと歩いていこう。
 この先、歩んでいく道の先に、きっと私のルーツがあるはずだから。

ニーネ・ネーニェ


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辺境のとある世界で、翼人の母と人間の父との間に生まれた少女。
母親は彼女を生んですぐに天国へと旅立ち、父親は彼女を置いてセルフォリーフへ消えた。
彼女の世界の翼人種は、背中の大きな翼で飛ぶことを前提として進化したため体重が極端に軽く、重いものを持つことや長距離を歩くことは難しい。
しかし、ハーフである彼女は翼が成長しなかったため、飛ぶことができない。

父から受け継いだ褐色の肌は、白い肌の翼人たちの中では一際目立っていた。
飛ぶこともできず、人間にもなれない彼女は自分の生まれと身体にコンプレックスを持っている。

家事全般と魔術に関する才能がある。
とはいえ魔術については初等教育を終えた程度の知識と技術しかないため、魔導書を読みながら術を行使するのが精一杯というのが現状。

大きな魔導書(グリモワ)を抱えている。
グリモワには選別の呪と軽量化の呪が掛けられている。
グリモワに認められた者にとっては見た目と裏腹に羽根のように軽く感じられるが、使用者として相応しくないと判断された場合、持ち運ぶことすら現実的ではない重さとなる。
選別基準は不明。
一度認めた術者ですら、相応しくないとすることもある。

救難要請にかこつけて育ての親には内緒でセルフォリーフを訪れたが、一番の目的はこの世界にいるはずの父親を探すこと。
こっそり家出するつもりだったが、幼馴染の少年にばれた。


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六命では毎更新日記を書いて物語を進行させることを目標に頑張っていきます。
ロール方針としては、葛藤と成長を考えています。色々なことに躓き悩みながら、成長していけるといいな。
また、ニーネの設定はアンジニティ側のキャラクターとリンクしており、今後の展開次第では物語についてもリンクしていくかもしれません。
裏のキャラクターについては私から誰と明言するつもりはありません。気付くような人がいたら、その人は余程の物好きなんだなぁ!うれしいなぁ!くらいの気持ちでいます。
日記の物語進行については、ゲーム内で起こったイベントや、頂いたメッセージなどを見ながら考えていますので、物語に一石投じてやるぜ!という方は、どんどん絡んできていいのよ。途中で途切れないよう頑張るつもりでは、います。

ちなみに、登録時に名前を登録ミスしてまして、苗字のほうが一文字抜けてたり。
響きが反復するような名前にしたかったのですけど、失敗失敗……。
NPが20点あまることがあれば、いずれ修正しますが……どうなんでしょうね?